月: 2015年3月
突発性難聴 その2
2015.03.28
K病院に入院が決まり、月曜日の10:00受付をすませ、病室に案内されました。
1泊1万7000円もする、個室はこんな感じ↓↓
トイレはついていますが、シャワールームはついていません。
窓からは、都心が一望できます。
そして、早速、点滴開始。
「途中で気分が悪くなったり、異常を感じたら呼んでくださいね」
と、優しい看護師さん。
初日の点滴は、ステロイドMAX量で、500㎎投入。
初日は500、2日目は400、3日目は300、4日目は200、5日目は100で退院になります。
最初、緊張して点滴を受けましたが、思うほどたいしたことないなぁ、って感じでした。
ステロイド治療は、副作用が強く、特に胃にくるといわれていたのですが、
胃薬をいただいていたおかげで、食事は全部食べちゃいました。
K病院の食事、私はとっても美味しくいただきました。
デザートの手作りプリンや手作りアイスクリームは、美味でした???
ムーンフェイスにもなると言われていましたが…
もともと太っているので、
何がムーンフェイスなのか、分かりませんでした。
先生は、副作用を心配して、マメに見にきてくださいましたが、
快適そうな私の顔を見て、ビックリしていたようです。
ちなみに、この病気の原因は、ストレス、不眠が大きいようで・・・。
それを軽減させるための、入院でもあったのです。
いやぁ、楽でした。
黙っていてもゴハンは出てくる、掃除してくれる、
点滴以外はゴロゴロしながら、テレビを見て雑誌を読んで・・・。
あまりにも暇なときは、1階のナチュラル・ローソンでお買い物♪
家にいる時よりも、正直リラックスした入院生活でした♪♪
・・・・でも、1日目、2日目、3日たっても耳の状態に変化を感じられませんでした。
不安になって、看護師さんに聞いたところ、
「入院中に聞こえるようになった人は、ほとんどいないですよ。
退院してから、よくなったっていう方がほとんどですから、
焦らないでくださいね」との、またまた優しい言葉(/_;)
4日目、ちょっと変化を感じました。
耳鳴りが、なんとなく小さくなってきたような感じがしたのです。
5日目、退院の日、またほんのちょっとだけ耳鳴りが小さくなったような・・・。
先生に診察を受けにいくと、
「入院中に少しでも変化があったなら、聴力が戻るかも」
・・・と、希望の光が見える答えがっ!!!
「1週間後、外来で聴力検査しましょう」
・・・という先生のお言葉をいただき、退院しました。
そして、家へ戻り1週間の間にどんどん耳が聴こえるようになっていったのです。
退院後の外来診察時には、なんと聴力が正常に戻ったのです。
「今まで、診てきた患者の中で2人だけだよ。こんなに回復がめざましい人は」
と、先生もビックリされていらっしゃいました。
「もう、治療いらないから。それと、突発性難聴は再発しないけど、右耳に気をつけてね」
・・・・・・・・・・そう、その時先生はこう言ったのですが・・・・・・・・・・・
~つづく~
突発性難聴 その1
2015.03.25
最初の発症は、8月の終わりの頃でした。
普通に道を歩いている最中に・・・
「ポンッ!!!」
・・・と、左耳で鳴ったかと思ったら、次の瞬間、耳がふさがれた状態のようになり、
ほとんど、聴こえなくなりました。
「あぁ、難聴かなぁ、なるべく早めに病院行かなくちゃ」
とは、思っていましたが、仕事があったので当日には行きませんでした。
ところが・・・。
次の日になると、まったく聴こえない状態になり、併せて耳鳴りがひどくなり、
人ごみにいると、耳の中で雑音が反響して、おかしくなりそうになりました。
「これは、やばいっ!!!」
近所の耳鼻科に急いで行くと、即検査。
検査結果を見た先生は、しばらく沈痛な面持ちで黙ったまま。
…………………
(その間、やめてっ~! こわいぃぃぃ・・・)
しばらくして、「これは、マズイなぁ・・・」。
「どこか大きな病院に入院して治療しないとダメですね」と。
近所の大きな病院を勧められたのですが、多少遠くても知っている病院がいいと自己判断し、
紹介状を書いてもらいました。
中野のK病院にその足で行ったのですが、
移動中「カーン、カーン」と耳の奥から、金属を鳴らした音、
う~ん、水琴窟?に近い音が定期的になり始め、気持ちが悪くなりました。
K病院に到着し、再検査。
やはり診断名は、「突発性難聴」
しかも、たまたまその日は、金曜日で次の月曜日からしか入院できない、
さらに個室しか空かない。
個室代だけで、なんと1泊、1万7千円!(@_@;)(@_@;)(@_@;)。
(どぉしよ~、高い~・・・・)、
めちゃめちゃ悩みましたが、選択肢がなく個室入院になりました。
その際に先生に言われたのが・・・。
「この病気は難病です。原因が分かっていません。
治療は、5日間の入院中、1日に1回ステロイド点滴をします。
大量に投与するので、どうしても入院が必要になります。
ただ、短期間ステロイドを大量に投与しても、ほとんどの方が副作用がないというデータがありますし、
副作用が出ても、すぐに対応しますので安心してください。
ただし、必ず治るとは限りません。
1/3の方はほぼ完治、1/3は少しよくなり、1/3は治らずそのまま
というデータがあります。
入院後、あまりに予後が悪い方は、
当院では鼓膜に穴をあけ、直接内耳にステロイドを投入するという治療を行います」。
・・・・・・・・・・。
あまりの怖さに、思わず「内耳に直接ステロイド投入って、痛くないですか???」
と、聞いた私に、先生がにこっと笑って一言、
「そりゃあ、痛いですよ」。
その笑顔に、背中がゾクゾクしました・・・・・・(ーー;)?