五月病
2013.05.07
今回は、少し整体から離れた視点で『五月病』にスポットを当ててみました。
五月病とは・・・
一般に、大学に入学したての新入生や新社会人等に見られる、
新しい環境に適応できない精神的な症状の総称といわれています。
今まで抱いていたイメージとかけ離れたり、
生活環境が大きく変わった現実に向かい合うとき、
「こんなはずではなかった!」
「なぜ? うまくいかないのだろう」
「頑張っているのに・・・」
というような思いが先に立ちます。
新しい環境に少しだけ慣れてきた、GWのころに発症が多いと言われています。
今までの緊張がプツッと切れて・・・。
やる気が出なくなったり、頭が痛くなったり、からだが思うように動かなくなったり・・・
そんな症状が現れたりします。
本人は気が付かないことも多く、不安や焦りを感じる場合もあるようです。
もう少し進んでしまうと、抑うつ状態になったり、不眠症になったりすることもあるようです。
病院で診断を受けると、『適応障害』とか、『うつ』とか診断されます。
以前は、「真面目」「内気」「神経質」「几帳面」「完ぺき主義」のような人がなるといわれていましたが、
今ではどんな人でもなりうる要素があるといわれています。
ただ、ほうっておくと本当の『うつ』になってしまうとも言われています。
どちらにしても早めの対応が必要です。
原因としては、次のようなものが考えられます。
○初めての1人暮らしや時間の使い方の変化など、新しい環境についていけない。
○新しい人間関係が思うように行かない。
○入試・入社といった大きな目標を達成した開放感がある。
○大きな目標を達成したことにより、次の目標を見失ったり、混乱したりする。
○想像していた新生活と現実のギャップについていけない。
学校や職場など、環境が絶えず変化する現代社会は、
「自分には精神疾患なんて関係ない!」
とは今や誰にも言い切れない時代です。
自分自身はもちろん、周りの人がつらそうな様子をしていないか、たえず注意してみてあげましょう。
以下に対応方法について詳しく説明してあるサイトがあります。
ご覧になってください
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0905/05/news006.html
ちなみに、東洋医学でいう『気』 をあげる、簡単な方法をご紹介します。
『気』の流れを利用し、気持ちをUPさせたり、COOL DOWNさせたりする運動です。
人間の気の流れは・・・
・・・と、このように『任脈』から『督脈』へと流れています。
気持ちが落ち込んでいる時、気持ちをUPさせるために、
「気」の流れに合わせて腕を前から後ろに腕回しをしてみてください。
こんな感じです。
その直後に握手をする(相手は誰でもOK)と、とても力が強くなっているのがわかります。
逆に、「眠りたい」「休みたい」時には、気に流れに逆らって腕を後ろから前に回します。
この直後、握手をすると力が弱くなっているのがわかります。
こんな単純なことですが、ご自分の「気」持ちをコントロールしながら、
「五月」を乗り切ってみてはいかがでしょうか?
※もちろん、病的な場合は専門機関に相談に行かれるのがBESTだと思います。